2008年 09月 26日
生きた言葉
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週刊新潮の表紙でお馴染みの画家、谷内六郎氏。
昨年オープンした横須賀美術館には彼の作品を所蔵した谷内六郎館がある。
今まで、谷内作品については昔風だとか物語風だとかそういったイメージしか持っておらず、正直言うとほとんど興味はなかった。
それは彼の描く絵そのものというよりは、スタイルが確立され過ぎていることに対して興味がなかったという方が適切かもしれない。
今回、美術館に行って認識を新たにしたのは、週刊新潮の表紙の絵に添えられた作者自身による「表紙の言葉」に対してであった。
失礼ながら決して上手な文章というわけではないのだが、この人でなければ書けないだろうと思われる、ものの見方や捉え方がわずか400字足らずの中にたくさん散らばっているのである。
生きた言葉と言えよう。
KEI
by kmd-design
| 2008-09-26 17:25
| 身近な日常