2006年 03月 25日
フェルメールの光
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前出「オランダの光」の中でたびたび登場するのが、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(別名「青いターバンの少女」)の絵。
あまりにも魅力的なこの絵を題材として、フェルメールとこのモデルとを描いた映画があります。題名もそのまま「真珠の耳飾りの少女」。
フェルメールの原画がそのまま動き出したような映像で、「光」を意識して撮影されています。特にフェルメールのアトリエでのシーンが秀逸。窓からの光が絵画そのものです。
光、間、人の動きどれもが独特な空気をつくっています。
フェルメールは寡作の画家といわれていますが、映画の中ではそれを悩んでいるように描かれていました。子供が次々に生まれ、生き残った子供だけで11人いたので画業で家族を養うのが大変だったことや、奥さんのおかあさんの家に居候で、おかあさんが一家を牛耳っていたというような、絵画からは想像できない現実的な面が描かれていて、映画通りに受け取ればそういう面は甲斐性なしのダメ男のようでした。
そんな中でフェルメールの芸術の唯一の理解者であったのは使用人の少女で、その少女こそが「真珠の耳飾りの少女」のモデル、という設定です。少女とフェルメールのプラトニックな関係は、相当アヤシイです。(映画のついでに原作ではどう書かれいるのか現在読書中)
フェルメールの絵画は、現在1点30億くらいするとか。これも30数点しか創作していないという希少性にも関係しているのかもしれません。この事実をフェルメールに教えてあげたいようです。
KEI
あまりにも魅力的なこの絵を題材として、フェルメールとこのモデルとを描いた映画があります。題名もそのまま「真珠の耳飾りの少女」。
フェルメールの原画がそのまま動き出したような映像で、「光」を意識して撮影されています。特にフェルメールのアトリエでのシーンが秀逸。窓からの光が絵画そのものです。
光、間、人の動きどれもが独特な空気をつくっています。
フェルメールは寡作の画家といわれていますが、映画の中ではそれを悩んでいるように描かれていました。子供が次々に生まれ、生き残った子供だけで11人いたので画業で家族を養うのが大変だったことや、奥さんのおかあさんの家に居候で、おかあさんが一家を牛耳っていたというような、絵画からは想像できない現実的な面が描かれていて、映画通りに受け取ればそういう面は甲斐性なしのダメ男のようでした。
そんな中でフェルメールの芸術の唯一の理解者であったのは使用人の少女で、その少女こそが「真珠の耳飾りの少女」のモデル、という設定です。少女とフェルメールのプラトニックな関係は、相当アヤシイです。(映画のついでに原作ではどう書かれいるのか現在読書中)
フェルメールの絵画は、現在1点30億くらいするとか。これも30数点しか創作していないという希少性にも関係しているのかもしれません。この事実をフェルメールに教えてあげたいようです。
KEI
by kmd-design
| 2006-03-25 17:16
| Book & Cinema