2009年 12月 03日
ローテクはハイテクに通ず
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電線や工場、温室のような無作為の造形物はどうしてこんなに魅力があるのだろう?
写真は那覇のメインストリート国際通りから、牧志公設市場方面へ続く 「平和通り」商店街のアーケードである。
平和通りは小さな個店が軒を連ねる沖縄の雰囲気一杯の場所だが、随分古い歴史があるのだろう。見上げる先のアーケードもかなりの時代物だ。
たとえば、ミラノのエマヌエーレⅡ世のガッレリアのような正統派のアーケードが美しいのはもちろんだが、ここのように、必要なところに必要な骨材を設けて継ぎ接ぎしていったようなアーケードには、なんとも味わい深いまた別の美しさがある。
切り取った世界には、最先端の宇宙ステーションかと見紛う未来的なシーンが写っていた。
KEI
by kmd-design
| 2009-12-03 18:15
| 日本あっちこっち