アトランダムカフェ:Food&Cooking
2020-09-14T14:42:44+09:00
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サインデザイナー宮崎桂のブログ
Excite Blog
ヤマモモの夏
http://kmddesign.exblog.jp/19958675/
2013-07-05T16:13:00+09:00
2020-08-21T17:37:50+09:00
2013-07-05T16:13:17+09:00
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Food&Cooking
冷たいヤマモモのソーダ割り、着色なんかじゃない天然そのままの飲み物である。
ヤマモモはあまり食べることに馴染みがない果実だ。食べる以外だと、樹皮で染め物という使い道もあるが、そちらはもっと馴染みがないだろう。
たまに料亭のお弁当のような折詰の端っこに、やたら甘く煮たものがひとつふたつ入っていることはあるが、おそらくそれくらいしか目にすることも口にすることもないものである。ヤマモモの木は、夏になって実を付けるまで、それとは気付かないほど地味である。
そしてモモとはいうものの本家本元の「桃」とは全く違う。まず大きさが違う。桃の十分の一くらいだろうか。そして表面もまた違う。
ヤマモモの実の表面は、例えは悪いけれど「ベロ」のよう。細かいツブツブで覆われていて、そっと触らないと潰してしまいそうな柔らかさで、色も「ベロ」のようなピンクである。
先日、杉並のあるところで収穫したので(といっても落ちているモノを拾い集めただけですが)、ジュースにしてみた。
きっかけは昨年の8月、瀬戸内の犬島に行った時。美術館のカフェで飲んだのを思い出したのだ。
ヤマモモのソーダ、1杯500円也。
カフェのおばさん曰く、「これは島で採れたヤマモモで作っているのだけれど、今年は収穫量が少なかったのでもう飲みおさめ」と。
やはり「生り年」があるようだ。それでは急げということでさっそく注文し、希少な飲み物にありついた。
その日の犬島は真夏の太陽が照りつけ、とても暑い一日だった。いくら水分をとっても足りない乾ききった喉には、冷たいヤマモモのソーダが、そしてカフェの日陰がひと時の清涼だった。
あれから1年、再びヤマモモの実の季節が巡ってきたということだ。
あまり身近ではないのだが、参考までに作り方を。
無水鍋にヤマモモと、同量相当の砂糖を入れ、蓋をして火にかける。水は一滴も入れずに果実の水分だけで作る。10分程中火で、あとは火を止めて蓋をしたまま放置する。
冷めたらザルにあけ、汁だけを取り出す。
ヤマモモの煮汁は赤紫で、グラスに注いで水や炭酸で割ると、一瞬にして目にも鮮やかなルビー色へと変化する。なんとも夏らしい、素敵な色。
水割りはもちろんいいけれど、犬島流に炭酸で割ってみた。
甘酸っぱくて素朴な果実の味わいに重なる炭酸の辛さ。喉の奥で昨夏の記憶がシュワシュワと蘇った。
KEI
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春の味わい
http://kmddesign.exblog.jp/18926354/
2013-03-26T20:15:00+09:00
2020-08-21T18:00:57+09:00
2013-03-25T14:57:52+09:00
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Food&Cooking
菜の花畠に入日薄れ~♪
見渡す山の端霞深し
春風そよ吹く空を見れば
夕月かかりて匂い淡し
里わの火影も森の色も
田中の小径を辿る人も
蛙の鳴く音も鐘の音も
さながら霞める朧月夜
ニッポンの田園風景が目に浮かんでくるような美しい歌詞、「朧月夜」は「花」と並んで代表的な春の歌ですね。
桜と菜の花の色はいかにも春らしい。
私はつい、桜でんぶと炒り卵を連想してしまうのですが。
食材としての菜の花は、この時期どこのスーパーでも売っている。
食べ方は、茹でてからし和えやおひたしに、というのが一般的だろう。
アサリと一緒に酒蒸しなんかも。
いずれもあまり手を加えず、素材そのままの味を活かすのがいいですね。
中でも極めつけは塩漬け。
京漬け物の名店なんかで売っているが、自宅でも簡単に作ることができる。
さて、作り方。
菜の花は葉っぱと花の部分だけを使う。
生のまま3センチくらいに切ってポリ袋に入れ、そこに塩、昆布、お酢少々、唐辛子を加える。袋の上からもんで、葉っぱがしんなりしてきたら、平らにして重しをしておく。
数時間放置して水気が充分出てきたら、そのまま冷蔵庫へ。
えーと、これで出来上がり。あまりにも簡単でした。
こんなに簡単でありながら、菜の花独特のほろ苦さと、湯通ししていないシャキシャキした食感が絶品。
そのまま食べたり、お茶漬けにしたり。
ちなみに写真は一把分。
ところで、残った太い茎の部分はどうするかって? 気になりますよね。
捨てちゃう?まさかね。
ザクザク刻んで、これもまた今が季節の桜エビと一緒にかき揚げに。
春の一品、出来上がり。
KEI
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山椒はピリリと旬の味
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2011-06-23T19:51:00+09:00
2020-08-26T14:28:07+09:00
2011-06-23T19:51:25+09:00
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Food&Cooking
ちりめんじゃこと山椒を煮たのがご存じ「ちりめん山椒」。京都の名店などによくある一品だ。個人的にはご飯のお供ランキングナンバーワンと言えるほど大好きなのだけれど、これを自分で作るという発想はなかった。
先日テレビを見ていると、今が山椒の実の収穫時期ということで、和歌山の山椒農家のおじいさんが山椒の実をせっせと取って、じゃこと一緒に煮てちりめん山椒を作っていた。見ていたら案外簡単そうではないか、やってみよう、ということで山椒の実を買いに。
生の山椒の実は八百屋さんで売っていた。青々としてとってもきれいだ。
山椒の実は、ぶどうの房のように成っている。これをぶどう山椒というらしいが、ちりめん山椒を作るには、房から実をバラバラにする。これが案外ひと手間かかる。
作り方は簡単。
ちりめんじゃこを鍋かフライパンに入れ、まずは乾煎りしてから、酒、砂糖、醤油を適量加え、焦げないようによく混ぜる。調味料はあまり濃くなく、あっさりめくらいが丁度いい。次にバラバラにした山椒の実を加え、さらによく煎り混ぜる。実の分量はお好みで。
全部が馴染んで生の山椒に火が通ったら出来上がり。
山椒は小粒でピリリと辛い、出来立ては文字通り、山椒がピリリ。しばらく日を置くと辛みが落ち着きますよ。
今が旬の山椒の実。作る方はお急ぎを!
KEI
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グリーンレタス?のシャキシャキおひたし
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2009-07-16T10:44:00+09:00
2020-09-14T14:42:44+09:00
2009-07-16T10:44:18+09:00
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Food&Cooking
我が家で頼りにしている宅配のレタスは、ご覧の通り外葉がたくさん付いた状態のままやって来る。
そして、これを前にいつも思うのだ。
緑の濃い外葉をどうしたものか、と。
新鮮で傷んでいない外葉は、そのまま捨ててしまうにはあまりにもモッタイナイ。
さりとて生で食べるのも少し固いかなと思われる。
そんな時、ぜひお試しいただきたい食べ方がある。
丸まっていない外葉の数枚を剥がして、よく洗い、グラグラの熱湯に。青菜を茹でる要領で塩ひとつまみ。レタスは入れたらほんの数秒、すぐに引き上げ水で冷やして。
水を切ったら重ねてザクザクと大きめに切り、重ねた姿のままおひたしに。
調理上のポイントは決して茹で過ぎないこと。熱湯にササッとくぐらせるくらいで充分。
半生レタスのシャキシャキ感を味わいましょう。
おっと、もうひとつ大事なこと!
これは料理の出来栄えよりずっと大事。
おひたしを食卓にのせたら、これはレタスの「外葉」なんていう告白はしないこと。
フレッシュで気の利いた名前を付けてあげてください。
KEI
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