2006年 02月 13日
ルイス・カーンへの旅
|
ルイス・カーンの生涯をつづった映画「マイ・アーキテクト」-ルイス・カーンを探して-を見ました。
カーンの第三夫人の息子、ナサニエル・カーンが、あまりにも偉大であった父親を理解しようとして作ったドキュメンタリー映画です。
正統派の映画です。
ドキュメンタリーなので、ルイス・カーンの人となりを証言するさまざまな人が登場するのですが、そのどの人の言葉もひとことひとこと重みがありました。
カメラはそういったカーンの周辺の人々の映像と、生身の人間から発せられたそのままの言葉、そしてカーンの建築の現在のすがたとを追っていく・・・。
さらにそれらの映像と、在りし日のカーン自身の映像や証言とが順繰り順繰りと層のように組み立てられ、ナサニエル・カーン自身のナレーションによってストーリーが展開していきます。
人、作品、証言どれもが淡々と事実だけを追っているのに、ひとりの人間の生きざまと思想がどんどん浮き彫りにされていく。
「事実」は「演出」よりすごい!
わたしの人生のなかのたった2時間でしたが、そのあいだナサニエル・カーンの目を通したルイス・カーンという人間を旅していました。
KEI
カーンの第三夫人の息子、ナサニエル・カーンが、あまりにも偉大であった父親を理解しようとして作ったドキュメンタリー映画です。
正統派の映画です。
ドキュメンタリーなので、ルイス・カーンの人となりを証言するさまざまな人が登場するのですが、そのどの人の言葉もひとことひとこと重みがありました。
カメラはそういったカーンの周辺の人々の映像と、生身の人間から発せられたそのままの言葉、そしてカーンの建築の現在のすがたとを追っていく・・・。
さらにそれらの映像と、在りし日のカーン自身の映像や証言とが順繰り順繰りと層のように組み立てられ、ナサニエル・カーン自身のナレーションによってストーリーが展開していきます。
人、作品、証言どれもが淡々と事実だけを追っているのに、ひとりの人間の生きざまと思想がどんどん浮き彫りにされていく。
「事実」は「演出」よりすごい!
わたしの人生のなかのたった2時間でしたが、そのあいだナサニエル・カーンの目を通したルイス・カーンという人間を旅していました。
KEI
by kmd-design
| 2006-02-13 11:30
| Book & Cinema