2008年 01月 16日
迷子の警察音楽隊
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天気の芳しくなかった3連休。映画を見るにはちょうどいい。
というわけで、映画館に出向き、3日で3本の新作を見た。
どれもよかったので、順次お伝えしていこうと思う。
まずは、「迷子の警察音楽隊」だ。
なんだかよくわからない題名で、しかもイスラエル映画というほとんど目にすることのない映画なのだが、素敵な作品だった。
ストーリーはこんな感じである。
エジプトの警察音楽隊が、あるときイスラエルのアラブ文化センターのオープニングに呼ばれてその地へ赴く。もちろん演奏するためだ。
ところが、楽器を携えイスラエルに到着した彼らを迎える者は、どうした訳かいなかった。
困った彼らは不自由な英語を駆使して、自力でバスに乗り、目的地へ向かおうとする。しかし彼らが着いた先はアラブ文化センターなどない目的地とよく似た名前の町だった。しかもそこはバスが1日1便しか来ない閑散とした砂漠の中・・・。おなかのすいた一行は食堂の女主人に助けを求める。
浅野温子ばりの低音の女主人は男と見れば誰とでも・・・といった人種。その「据え膳」も食わない堅物の隊長を中心に、彼らのその一日、たった24時間という短い時間の中で、ドラマは展開する。
たとえて言えば、パーシー・アドロン監督の「バグダッド・カフェ」(最高!)、あの情景を思い出して欲しい。ちょっと似た空気感がある。
一番感心させられるのは、シチュエーションの設定だが、さらに登場人物の性格、性格から来る行動や生き方が、セリフはもちろんのこと、さまざまなディテールのひとつひとつにあらわれ、見る人を一秒も退屈させない。
かなりのイメージをもってつくられている。
監督は、脚本家でもあるエラン・コリリンという、1973年イスラエル生まれの若者。ヒッチコックのように映画の中でもちょこっと登場する。
KEI
というわけで、映画館に出向き、3日で3本の新作を見た。
どれもよかったので、順次お伝えしていこうと思う。
まずは、「迷子の警察音楽隊」だ。
なんだかよくわからない題名で、しかもイスラエル映画というほとんど目にすることのない映画なのだが、素敵な作品だった。
ストーリーはこんな感じである。
エジプトの警察音楽隊が、あるときイスラエルのアラブ文化センターのオープニングに呼ばれてその地へ赴く。もちろん演奏するためだ。
ところが、楽器を携えイスラエルに到着した彼らを迎える者は、どうした訳かいなかった。
困った彼らは不自由な英語を駆使して、自力でバスに乗り、目的地へ向かおうとする。しかし彼らが着いた先はアラブ文化センターなどない目的地とよく似た名前の町だった。しかもそこはバスが1日1便しか来ない閑散とした砂漠の中・・・。おなかのすいた一行は食堂の女主人に助けを求める。
浅野温子ばりの低音の女主人は男と見れば誰とでも・・・といった人種。その「据え膳」も食わない堅物の隊長を中心に、彼らのその一日、たった24時間という短い時間の中で、ドラマは展開する。
たとえて言えば、パーシー・アドロン監督の「バグダッド・カフェ」(最高!)、あの情景を思い出して欲しい。ちょっと似た空気感がある。
一番感心させられるのは、シチュエーションの設定だが、さらに登場人物の性格、性格から来る行動や生き方が、セリフはもちろんのこと、さまざまなディテールのひとつひとつにあらわれ、見る人を一秒も退屈させない。
かなりのイメージをもってつくられている。
監督は、脚本家でもあるエラン・コリリンという、1973年イスラエル生まれの若者。ヒッチコックのように映画の中でもちょこっと登場する。
KEI
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| 2008-01-16 11:44
| Book & Cinema