2010年 07月 16日
ボールのあるところサッカーありき
|
岡田JAPANの予想を裏切る?健闘ぶりに、感動に飢えている国民一同がサッカーファンとなり大いに盛り上がったワールドカップ。今年一番のさわやかな話題かもしれない。
人類はみなサッカー好き、それを証明するような写真集が『マグナムサッカー』である。
「マグナム」とは、偉大な報道写真家ロバート・キャパが創設した写真家集団の名前だが、写真集はそのメンバーが長年に渡り撮った写真からサッカーの場面を集めて編纂している。
サッカー写真といってもそこにあるのはプロ選手や試合の決定的瞬間ではなく、世界の至るところ市井の人々がボールに群れる路地裏サッカーだ。
ボールと人との傑作!な瞬間や、必ずしもサッカーにフォーカスして撮ったわけではなさそうな一枚の中に偶然映っていたかのような場面の数々は何とも微笑ましい。
サッカーには、国、人種、宗教、職業いずれもまったく関係ない。大人も子供も、男も女も関係ない、天気も季節も関係ない、路地裏であろうと荒野であろうと、地球上のいかなるところでもボールのあるところサッカーは存在する。
みんなこんなにボール好きだったんだ、と思わせられる。
考えてみれば当然かもしれない。
誰もみな毎日巨大な青いボールの上で泣いたり笑ったりしているんだもの。
by kmd-design
| 2010-07-16 20:16
| Book & Cinema