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2012年 01月 25日
消えゆくモダニズム建築


もはや廃墟と化した那覇久茂地の公民館。
モダニズムの趣深い建築ですが、老朽化によって取り壊しが決まり、昨年閉鎖されました。
この建物は、建設当時は沖縄少年会館として、1966年に地元の建築家によってつくられたもので、本土復帰されていない混乱期に全国からの寄付金で建設され、荒廃していた地域の子供たちの健全な育成にずいぶん貢献したそうです。その後は公民館、図書館、児童館などの複合施設として機能し、最上階にはプラネタリウムの丸いお椀も乗っています。
沖縄初のRC造の建築とのことですが、確かに老朽化はしており、耐震などの問題もあるのでしょうが、こんなことならどうして今に至るまでメンテナンスをしっかりやってこなかったのかと不思議でなりません。
今となっては壊した方が安くて安全というのでしょうが、こうした意義ある建築物が消えてしまうのは何とも残念な限りです。



後ろ姿もカワイイ

KEI
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# by kmd-design | 2012-01-25 20:40 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2012年 01月 18日
カプチーノ?それとも・・・

一年で一番寒いこの季節。
熱々の甘酒をフーフーしながら飲むのは体が温まりますね。
実は近頃マイブームなのが甘酒です。
甘酒といっても通り一遍の飲み方じゃありません。
まずは普通に甘酒を作る要領で、酒粕をお水で溶いてわかします。
ぐつぐつしたらそこに砂糖を入れて甘みを調整します。
それではただの甘酒じゃ?とお思いでしょうが、
ポイントは「黒糖」を使うこと。
黒糖のただ甘いだけじゃない複雑な味が酒粕と混ざり合い、「こりゃ一体何だ?」と思わせる味になります。
そしてこれにさらに一味、シナモンを加えます。この写真ではシナモンパウダーをふりかけただけですが、もちろんそれでもOK。桂皮の場合は最初から入れて煮ましょう。
今回、ベースは福井のお酒「一本義」の大吟醸の絞り粕を使いました。普通、酒粕はかなり溶きにくいものですが、これはやわらかいペースト状で、わずかに米の粒々が残っています。
黒糖は宮古島産で、こちらは相当しっかりした味で、塩気もかなりあります。一粒食べれば疲れがとれる感じ。
できあがりは一見薄いカプチーノみたいですが、名づけて「黒糖甘酒シナモン風味」。
一杯いかがですか。


KEI
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# by kmd-design | 2012-01-18 19:46 | 身近な日常 | Comments(0)
2012年 01月 17日
HOMEを探して

内藤廣氏講演会「HOMEを探して」の案内状と封筒です。
震災以来日本国内では建築に対する考え方が変わってきています。人が拠り所とする建築とはどういうものであるのかが講演のテーマ。
そうしたメッセージを伝えるために、「家」に見立てた封筒と、開くと中からたたまれた「家」(案内状)が出てくるデザインにしました。
「家」がないことは生活拠点がないだけでなく、心の拠り所がないことなのですね。



KEI
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# by kmd-design | 2012-01-17 19:05 | お知らせ | Comments(0)
2012年 01月 16日
古木の顔

根津美術館庭にて



KEI
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# by kmd-design | 2012-01-16 19:02 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2012年 01月 10日
千本浜

沼津、千本浜。千本どころではない壮大な松林。駿河湾から吹き付ける潮風で、すべての松の木が海と反対の方に傾いています。
この松原は田子の浦まで続いているのだとか。ウィキペディアによれば1000本どころか30数万本もあるそうです。



KEI
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# by kmd-design | 2012-01-10 18:58 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2012年 01月 06日
スイカの家

葉山、真名瀬海岸のスイカの家。(佐久間小屋)


KEI
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# by kmd-design | 2012-01-06 18:50 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2012年 01月 05日
頼朝の松


今年の初詣は葉山の森戸神社で。
神社裏手の海にある岩山には一本松が生えています。源頼朝が「いいね!」と言った松です。
遠くに富士山、その右に江の島が見えます。おだやかな海。日本の風景はやっぱりいいね!

読者のみなさま今年もよろしくお願い致します。



KEI
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# by kmd-design | 2012-01-05 00:00 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2011年 12月 26日
Tokyo Landmark 2012カレンダー

「手刷りのシルク印刷でカレンダーを創る会」による2012年カレンダーをデザインしました。
テーマは、東京の12のランドマークを12の窓から見る、といったもの。

2012年、東京に新しい顔が仲間入りします。
それにちなみ、2012年のカレンダーのテーマは東京都心のランドマークをテーマにしました。
スカイツリーはもちろん、その座を譲った東京タワー。
政治の中心、国会議事堂。バブル時代の東京都庁やアサヒビール、東京のマスコット、忠犬ハチ公や上野の森の西郷さんも。
そして、それらの愛すべきランドマークを建物の窓、乗り物の窓、双眼鏡やモバイルから眺めてみました。

全国カレンダー展でもご覧いただけます。
2012年1月11日(水)~13日(金)
東京会場:銀座メルサ7階 東京銀座画廊美術館 
大阪会場:大阪マーチャンダイズマート2階

★只今、ご希望の方に差し上げております。kei@km-d.jpまでご連絡ください。




KEI
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# by kmd-design | 2011-12-26 13:17 | お知らせ | Comments(0)
2011年 12月 21日
カプセルホテルの30年
昨年はSDA賞を始めさまざまなデザイン賞でカプセルホテルが脚光を浴びた。京都にオープンしたカプセルホテル「ナインアワーズ」がデザイン界で圧倒的な話題をさらったのである。
ナインアワーズは狭い、暗い、汚い、唯一の取り柄は安さだけという従来型のカプセルホテルのイメージを、予約してでも泊まりたいと思わせるようなカッコイイ空間づくりによって一新したのである。これは何はともあれデザインの大きな力である。
それにひきかえ一気に古びてしまった感のある従来型のカプセルホテルだが、こちらの登場も実はたいへんにセンセーショナルであった。
時は1979年、日本の高度成長下、都市人口の過密化とともに誕生したのが、梅田の「カプセルイン大阪」であり、このカプセルホテル第1号の生みの親こそ建築家、黒川紀章であったのだ。
黒川は「カプセルイン大阪」よりさらに7年ほど前、東京新橋に「中銀カプセルタワー」(写真)という超狭小空間の集合住宅を設計し、ここで初めてカプセルの概念を実現させた。室内にコックピットのような操作盤を持つ中銀カプセルタワーは、この時代の最も先鋭的な建築であり、住むための機械のような最小単位の住宅は、そのワンユニットが増殖してひとつの集合体を形成し、さらにそれらの建築がユニットとなり都市をも形成していく。これは黒川を始め菊竹清訓など数名の建築家によって結成された「メタボリズム」と銘打つ建築運動の概念で、カプセルホテルとは、まさにこの流れの中で生み出された日本独自の文化なのだ。

ところで、カプセルホテルを定義づける上で一番のポイントとなっているのが、上下二段に並んだ樹脂製のボックス(個室)である。この原型も「カプセルイン大阪」で初め導入されたものだが、以降このボックスは延々と、もちろん今でも、さまざまなカプセルホテルの中で使われてきた。そして、ここでまた「ナインアワーズ」の話に戻るのだが、「ナインアワーズ」では個室はスリーピングポッドと名づけられ、もちろんデザインがいいとか寝心地がいいとかはあるだろうが、それ以上に注目すべきは上下の個室が半分ずつずれて互い違いに並んでいることで、それにより寝ている真上(真下)に人がいない配置になっている。積み重ねの工夫で快適性が確保されるのだ。これをちょっとした違いと思うか画期的と思うかは別にして、個室の進化になんと30年もかかったということになる。

さて、カプセルホテルの文化や最新のデザイン性を知ったところで、それでは実際に宿泊したいかというと、残念ながら進んで利用したくはないのがこの手の狭小空間である。その気持ちのおおもとは、狭くてプライバシーがないなどの状況を一般のホテルと比較して捉えているからであるのだが、こうしたマイナスイメージ、あるいは思いこみをどうしたら払拭できるのだろうか?
ここにひとつの例がある。
ナインアワーズと同時期に大阪でオープンした「ファーストキャビン」は、名前から察するとおり航空機のファーストクラスをコンセプトとしてデザインされている。カプセルホテルの個室は「ホテル」というフィールドで捉えると、狭くて情けないものにしか思えないが、これを航空機の中という場の変換を想定すると、感じ方は全く異なってくる。「ファーストキャビン」も一種のカプセルホテルではあるが、一般的なそれと決定的に違うのは、ベッドが二段ではないことだ。しかも一人が占有する広さによってファーストクラス、ビジネスクラスのランク付けがなされている。さすがにエコノミーはないようだが、発想はすごい。下位のランクを設けることにより上位の価値がさらに上がっているのである。何より「ファーストキャビン」の最大の評価は、具体的なデザイン性より、視点を変えた点、価値の変換にある。ファーストクラスの寝心地を、わずか数千円で得られるとなれば、誰しもなんとなく納得してしまうのだから不思議なものだ。
カプセルホテルの30年。こうしてみるとマイナーであることは必ずしも悪いことではない。ピンチはチャンスと言われるように、知恵と工夫のチャンスはいつどこにでも転がっている。


KEI


全日本ネオン協会広報誌NEOS「サインとデザインのムダ話」より転載(写真は中銀カプセルタワー内部)
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# by kmd-design | 2011-12-21 23:17 | Essay | Comments(0)
2011年 12月 12日
ルーシーリーin宮古島?

宮古島のお土産、宮古焼の中鉢。
すごく気に入ったというわけではないが、手頃な値段でもあり、それより何よりシーサーショップの店頭にたったひとつしかなかったので買ったのだ。ひとつしかない、という希少性の原理にどうも弱い。
普段の食卓で、里芋の煮っころがしやひじきなんかを盛りつけたらいいし、それこそラフテーやクーブイリチーを盛りつけたらもっといい。
飛行機の搭乗時間が迫っていたこともあり、あたふたと買ってしまったのだが、自宅に持ち帰りじっくり見ると、シルエットが一見ルーシーリーふうであることに気づいた。
もちろんホンモノのルーシーリーほど優美でもなく、緊張感もなく、形は大いにゆがんでテキトーな感じではあるのだけれど、これはこれでいいサー。
セルリアンブルーの釉薬が珊瑚の海を思わせる。



KEI

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# by kmd-design | 2011-12-12 20:12 | 身近な日常 | Comments(0)
2011年 12月 09日
ひいきの弁当
先日、東海道新幹線に乗る前に東京駅構内でお弁当を買った。最近の駅ナカは食分野がとても充実していて、どの店の弁当を見てもおいしそうだ。ウロウロと一周しているとミシェランで有名なかの××山の文字が目に留まった。美しいロゴである。「津軽景色」と名のついたそれは、嬉しいことに値段もそこそ、もちろん弁当としては高いが、××山で食べることを考えれば、とてもお買い得と思えるのだ。持ち運ぶ形もコンパクトで、とりあえず今回はこれ、と決め、車内で昼の時間を楽しみにした。

ところで、私がそれまで東京駅のお弁当(駅弁と言うべきか)でひいきにしていたのは「じゃこめし」だった。「だった」とうらめしく過去形にしたのは、いつのまにか姿を消してもう食べることができないからである。「じゃこめし」は小田原のお弁当屋さんのもので、某著名料理人がプロデュースしている。小田原から東京駅へ持って来るタイムラグがあるためか、朝10時以降でないと買えず、私は「じゃこめし」を買うために新幹線の時間をずらすほどだった。(ウソです)
「じゃこめし」はご飯の上に山椒じゃこの佃煮がのっかり、おかずは、魚の唐揚げ白ごままぶし、インゲンの天ぷら、くるみの佃煮、ゆでた小さな里芋を松茸型に切ったもの、そしてゆで卵の醤油煮が半分、という取り揃えで、どうってことない食材だが一品一品どれもしっかりした味付けは、弁当ということをよく考えて作られている。質実剛健でシンプルなところが好きだった。だのにどうしてなくなったてしまったのか、人気がなかったとは思いたくない。多分プロデュースの契約期限が切れてしまったとか、ロイヤリティーに対するイザコザとか(勝手に想像してます)、ひいてはJR東日本vsJR東海のテリトリー争いとか(考えすぎ)、消費者にはよくわからないところで打ち切りになったのだ。ファンにとって中止とは何とも迷惑な話である。

さて、目の前の「津軽景色」、東海道を西へ下るのに津軽というのも全くそぐわないが、そんなことはおかまいなしに広げてみると、これはかなりいけている。見た目にもじゅうぶん美しい。
添えられた品書きをそのままなぞってみると、
青森県産米まっしぐらを使った、鮭ハラス・三つ葉・醤油漬けイクラ・とろとろ半熟玉子の四色丼
ウニとカニが入った出し巻き玉子
昆布のやわらか煮込み
春菊と人参の白和え
青森県産長芋の梅津漬け
青森県産ごぼうの醤油漬け
青森県産ほっき貝の酢の物
いわしの蒲焼き山椒がけ
青森県産蒸した若鶏のつみれ柚子風味(以上、原文のまま)
と、まことにうやうやしい。
すべてたいらげた後、四色丼以外はちょっぴりずつなので、こんなにたいそうなものが入っていたのか、ほっき貝なんてどこにあったけ?などというのが正直な感想だが、どれもたいへんに美味であることは確かだった。
特に「とろとろ半熟玉子」はかなりグレードが高く、見かけはそんじょそこらのスクランブルエッグと変わらないのに、きわめて奥深い味付けで、しかもあえてとろとろと銘打ってあるだけに食感も優れている。鮭ハラスやイクラのように元の食材がおいしいものはおいしくて当然だが、ほんわり仕上げられた卵の状態や出しゃばらない味付けは、いったいどのように作っているのだろうかと思わせるものがあった。(だいぶ大げさですけどね)
若鶏のつみれも、若鶏のテリーヌ柚子風味、といったイメージに近い。こちらもただの鶏肉だがなかなかよくできている。一口大に刻まれた昆布も肉厚でおいしい。
これぞミシェラン、参りました!と言いたいところだけれど、実際につくっているのは青森のお弁当やさんである。(おいしければどこでもいいですけどね)
ついに「じゃこめし」に変わるヒット弁当見つけ~!と思ったけれど、
「待てよ、どうせ次に乗る時にはもうないのだろう」
はかない弁当の運命に、最初から期待はするものか、と、なんともさみしく思ったのだった。



KEI
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# by kmd-design | 2011-12-09 09:50 | 身近な日常 | Comments(0)
2011年 12月 01日
2711の柩と6年7ヶ月続くプロフィール

ベルリンのブランデンブルク門の近くにある「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」(ホロコーストメモリアル)です。記念碑というと象徴的な彫刻をイメージしますが、ここでは広さ約2万㎡の敷地に柩をイメージさせるコンクリートの直方体が並んでいるだけ。しかもその数2711もあって、ひとつの高さが10cmくらいの立ち上がりのものから4、5mはあろうかと思う高さのものまでが、すこしづつ高さを変えながらうねるように置かれています。地面も平坦ではなくゆるやかな起伏が縦横無尽につくられています。ピーター・アイゼンマンがデザインしたホロコーストメモリアルは、見るというよりコンクリートの柩の林の中をさまようために作られた空間です。ちなみにベルリンをグーグルマップで見てみると、おびただしい数の立体が並ぶ異様な一角が見てとれます。メモリアルの地下は資料館です。そこは正方形の幾つかの展示室から構成されており、そのうちのひとつに犠牲になったユダヤ人の顔写真がひとりずつ映し出されている部屋がありました。そこでは顔写真とともに本人のプロフィールを読み上げた音声が流れていました。映像と音声は延々と続いているのですが、驚くなかれ、すべての犠牲者のプロフィールを聞くには6年7か月もかかるというのです。これにはびっくりしました。
ユダヤ犠牲者は600万人とあり、すべての人のプロフィールが6年の間に読み上げられるのかは不明ですが、地上に並ぶ柩といい6年以上も続くナレーションといい、静かで淡々とした表現だけにかえって心を揺さぶるものがありました。



KEI
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# by kmd-design | 2011-12-01 19:36 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 29日
実験建築バウハウス

デッサウのバウハウス校舎のカラーリングです。ここはモノトーン以外は赤しか使われていませんが、階段室では手すりの立ち上がりと天井の小梁の下面だけに赤が塗られていました。シマシマ天井です。ワルターグロピウスはよっぽど小梁を見せたかったってことでしょうか?
ところで、バウハウス校舎での一番の見所は、スチールサッシが「開く」こと。場所によって開き方が異なりますが、取っ手をくるくる回すと開く窓や、鎖を引いて開く上部の窓など、建築メカが好きな方にとっては興味をそそります。ちなみに一緒に行った夫はハマっておりました。
カフェテリアに入ると、室内に透明のパイプが上下に通っていました。シースルー雨樋です。その日はたまたま雨だったので水が流れているのが見えました。




KEI
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# by kmd-design | 2011-11-29 20:25 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 17日
勝手に3D

ツォルフェラインへはエッセンの駅からトラムに乗ります。所用時間は約20分。到着したトラムのツォルフェライン駅は、打ち放しコンクリートに色彩構成的な壁画が描かれ、全体でひとつの彫刻のよう。静かな田舎町には不似合いともいえる色彩ですが、かといって浮いているわけでもありません。色彩は紫、オレンジ、ピンクなどの暖色に黒、白の無彩色の組み合わせで、コンクリートの素材色をそのうちの1色として取り込んでいます。
しかし、せっかくのアートも落書きが残念。勝手に白線を入れて平面を立体に起こしているとは、確信犯か。それにしては中途半端な挑み方です。

KEI
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# by kmd-design | 2011-11-17 22:42 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 10日
原型はこれ?

ツォルフェラインの中で唯一新築の建物がSANAAのツォルフェラインスクールです。敷地の端、原っぱの中に建っています。立方体のなかに大小の正方形の開口がランダムに空いているRCの建物は、ふしぎと立方体や正方形を使っているのに固くないのです。(私の主観です)あっけらかんとしていて、日本の建築家の作品に見られる工芸品のような完成度はみじんもないざっくり感とおおらかなスケールが何ともいえません。この一見未完成風は、ここにどういう造形を持ってくるか、という問いに対して見事に答えているのではないでしょうか。しかしもったいないことに中はがらんどうでした。
ところで、ツォルフェラインの敷地を歩くと廃物を利用したさまざまなアートに出合います。やっとこやアンビル、車両など元の使い方がわかるものもありますが、中には元が何なのかわからないけれど造形的におもしろいものも。
立方体に正方形の穴ぼこの廃物。これは一体何に使われたものなのでしょう?立方体、正方形の穴、しかもからっぽ。ウーム、どこかで見覚えが・・・。実はこれがツォルフェラインスクールの原型?・・って、もちろんそんなはずありません。




KEI
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# by kmd-design | 2011-11-10 15:00 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 08日
ルールは炎のミュージアム

シンボリックな外観を持つツォルフェライン第12採掘抗は、全体計画に携わっているOMAによってルールミュージアム(ルール地方博物館)として内部が博物館になっています。それはツォルフェラインのメインの施設に該当します。外部に新設されたエスカレーターで上階まで昇るとビジターホールとカフェがあり、ミュージアムはそこからスタートします。ミュージアムは階段で順繰りに下降しながら各階に設けられた展示室を見てまわるように計画されていますが、展示室の内部は当時のままの仕上げで、その中に展示ケースやパネル、映像などが配置されています。
ルールミュージアムでは新たに設けられたパブリック部分にオレンジ色をテーマとして使っています。(バックヤードはそれに対比するかのようにグリーンがテーマ)
地下へ降りる階段周りのオレンジ色の照明は、暗い巨大な縦空間の中で、まるで石炭の炎をイメージさせるように光っていました。







KEI
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# by kmd-design | 2011-11-08 14:58 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 04日
採掘所跡にて

ドイツ、エッセン郊外のツォルフェライン炭坑遺跡です。ツォルフェラインはバウハウス様式の採掘抗と巨大なコークスのプラントから成り、それらはつい近年まで使われていました。現在ではユネスコの世界遺産(産業遺産)として、見学客を迎え入れています。
ツォルフェライン全体は想像した以上に広く、見学には丸一日を要します。敷地は大きく3つのエリアに分かれ、H鋼のフレームにレンガが納まった外壁を持つ石炭の採掘所の地区(ここは、きれいに再生されて文化施設やレストランとして公開されています。)もうひとつは、廃墟となっている建物を含めた建物群で、一部アトリエのようになっています。最後は、掘り出した石炭をコークスにする巨大なプラントのある地区です。それらの建物群の間は白樺などの森となっていて、間を石炭運搬用のレールが至る所に走っています。屋外のところどころに放置されたアートは廃材をそのまま使い、それはのツォルフェライン全体の脈絡の中で自らの役割を果たしています。手つかずで廃墟となっている建物も残され、それらが混在する風景は、どこを見ても新鮮で興味は尽きません。それらの中を歩いていると止まってしまった時間の中に置き去りにされたような感覚さえしました。
特に驚いたのはコークスのプラントで、想像を絶する規模と大きさは、全体でも部分でも機械の美をあますことなく堪能できます。ドイツのアーティストとして真っ先に思い浮かぶのは、ヨゼフ・ボイスやベッヒャーですが、それらの造形のオリジンが何だかわかるような気がしました。





KEI
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# by kmd-design | 2011-11-04 13:30 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 11月 02日
使い回そう2099年まで

改築工事が進む吉祥寺駅前に、先週早くもクリスマスイルミネーションのセットが準備されました。そういえばここ数年パッとしないこの飾りですが、毎年すこしずつ変えて使い回ししているんですね。LEDの年号も1年こっきりではなく毎年使えるようにしていることがわかります。左2桁の20は固定で、そのあとの10の位と1の位の数字は7セグになっているので、シルエットになると88に見えます。ってことはなんと2099年まで使い回し可能ということですね!!どうせ生きてはいないので確認のしようがないけれど・・・。


KEI
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# by kmd-design | 2011-11-02 16:03 | 日本あっちこっち | Comments(0)
2011年 10月 29日
トリックってこんなこと?

ドイツの駅のホームにもお菓子の自動販売機があります。その中のお菓子で気になったのが、ガムの大きさでした。日本のガムに比べると、長さは同でも幅が2倍くらいあるのです。
ドイツ人って口が大きいのかしら?
などとバカなことを思いながら、実際に手に取ってみようとコインを入れ、番号のボタンを押し、コロンと出てきたガムを見ると、あれっ、日本と同じじゃない!
幅広と思ってしまったのは、中身が15枚も入っていたからでした。
そう、自販機の表に見えていたのはガムの包みの側面だったのです。(どっちが側面かって?)
日本のガムはだいたい8枚入りなので、表も側面も同じくらいの幅です。私がガムのイメージを勝手に思いこんでいたのです。
思いこみが一瞬で打ち砕かれるとともに頭の中に浮かんだのは、手品のトリックって案外こんなことなんじゃないか、ということ。人の思いこみや盲点をどう利用するかですね。



KEI



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# by kmd-design | 2011-10-29 18:09 | 世界あっちこっち | Comments(0)
2011年 10月 20日
世界のMIYAZAKI


フランクフルト駅に貼ってあったポスター。通りがかりにヒョイと気になった。日本のアニメ展がボンの美術館で開催されているらしい。
HPを開いてみると、ジブリのアニメやポケモン、ドラゴンボール、ハイジなどが紹介されている。日本のアニメやゲームなどのコンテンツ産業は、これからは自動車や家電を抜いて輸出のトップになるかもしれない。
ところで、私の姓はMIYAZAKIだが、このところ海外に行って自分の名前、“MIYAZAKI”を告げると、すぐに返ってくるのがアニメのこと、宮崎駿と同姓であることだ。これはアジアでもヨーロッパでも経験した。日本を一歩出ると、MIYAZAKIがみんな漫画家でもあるかのように思われている。
私にはこれぽっちも関係ないのだけれど・・・。


KEI
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# by kmd-design | 2011-10-20 22:30 | 世界あっちこっち | Comments(0)
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